浴室のカビ予防
湿度が高くなる梅雨の時期は、不快なだけではなくカビが発生する原因になります。
特に浴室は湿度が高くなりやすく、カビ予防が欠かせません。
今回は浴室のカビ予防についてお話しします。
◆浴室にカビが発生しやすい原因
◆お風呂上がりの習慣で予防しよう
◆定期的な予防も効果あり
◆まとめ
カビが発生しやすい3大条件は、「湿度」 「温度」 「栄養分」です。
特に浴室では湿度は約80%、温度は20~30℃で適度に保たれており、栄養分となる皮脂や水分などが豊富にあります。
梅雨の浴室はこれらの条件が揃うために、カビが繁殖しやすくなるのです。

浴室のカビ予防には、「カビが発生しやすい3大条件」を取り除くことが大切となります。
ここで重要となるのが、日々のお風呂上がりの習慣です。
以下にそのポイントを挙げますので、ぜひ実践してみてください。
■浴槽のフタを閉めましょう

浴槽にお湯が張られたままフタを閉めないと、湯気が浴室全体に広がり、湿度や温度がカビの発生に良い状態が保ち続けられてしまいます。
入浴中以外で浴槽にお湯を張ったままにする場合は、必ずフタを閉めましょう。
■水をかけて温度を下げましょう

お風呂から出るときは、壁・床・浴槽など浴室全体に冷水をかけましょう。
浴室内の「温度」を下げることにより、カビが発生しやすくなる条件を取り除くことができます。
たっぷりの水で壁や床を洗い流せば、残ったせっけんや皮脂汚れなどの「栄養分」も減らすことができます。
■しっかりと換気をしましょう

最後はしっかりと換気をして、浴室内を乾燥させましょう。
十分に乾燥させて水分が残らないようにするのが、カビ対策のうえで重要なポイントです。
換気扇は最低でも1時間は運転させ、できれば一晩は運転させると効果的です。
運転時間はタイマースイッチで設定すると便利です。
換気扇を使わないときは、浴室の窓やドアを少し開けて空気の通り道を作っておくのも効果があります。
定期的な予防も効果あり
■熱湯をかけましょう

多くのカビは50℃以上の熱に数秒さらされると殺菌できると言われています。
壁から床まで全体的に5秒程度お湯をかけ続けると効果的です。
お湯をかけた後は、冷水のシャワーでさっと洗い流し、水切り用ワイパーやタオルで水気を取り除くのがポイントです。
カビは胞子が成長して目立つようになるまで約1週間から10日かかるため、お湯は1週間に1回、冷水は毎日という風に習慣づけるとよいでしょう。
■防カビ剤によるカビ予防

スプレータイプ、くん煙剤タイプ、据え置きタイプなど、様々な防カビ商品が販売されています。
・スプレータイプ…カビが発生しやすい場所を狙い、効果的なカビ対策ができます。
・くん煙剤タイプ…浴室の隅々まで煙を行き渡らせて、浴室全体のカビの発生を防ぐものです。
・据え置きタイプ…置いておくだけでカビの発生を防ぐことができるので、お手軽にカビ対策ができます
商品ごとに取り扱い方法や持続期間が異なりますので、ご自分に合った商品を選ばれてはいかがでしょうか。
まとめ
カビは発生してしまうと取り除くのが大変ですが、日ごろの工夫で予防することができます。
自分のスタイルに合った予防方法でカビの発生を防いで、きれいな浴室で快適なバスタイムを楽しみましょう。