「給湯器」”故障する前に事前交換のすすめ”
一雨ごとに秋らしい過ごしやすい気候になってきました。これから寒い冬になると温かいお風呂が快適になりますね。そんな冬に給湯器が故障する前に事前交換をおすすめします。
■今年の冬は寒い?
気象庁の3か月予報によると、今年の冬はラニーニャ現象の発生が予測されており冬らしい冬になりそうです。ラニーニャ現象とは南米ペルー沖の太平洋の海面水温が平年よりも低くなる現象のことで冬にこのラニーニャ現象が発生すると、日本付近では西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすく、大陸から寒気が流れ込みやすいという傾向があります。
■冬場は給湯器が故障しやすい
一般的に”冬場は給湯器が故障しやすい”と言われますがナゼでしょうか?冬場は外気温とともに水温も低くなりますので水をお湯に変える時の負荷が大きくなり、給湯器はフル回転状態となります。フル回転すると給湯器内部の部品に負担がかかるので特に年数が経過した給湯器は故障しやすくなるのです。
■冬場にお湯が使えない心細さ
冬場の寒いときにお湯が使えないというのは精神的にも負担が大きいものです。冷たい水に耐えながら洗い物をしたり、雪の降る夜に車を出して遠くの銭湯などへ行かないといけなくなるかもしれません。(”休日にレジャーで温泉”なら楽しいですが)
■設置して10年以上経過した給湯器は交換も検討
給湯器の寿命は一般的には10~15年と言われていますが、給湯器の種類や設置・使用状況などさまざまな要因で寿命にも違いが出てきます。設置して10年以上経過した給湯器で”リモコンにエラー表示が出た” ”お湯は出るけど湯温が不安定”などの不調がみられる場合は修理だけでなく交換も検討することをおすすめします。
■補助金活用のすすめ
エコキュートは「給湯省エネ2024事業」、エコフィール・エコジョーズは「子育てエコフォーム」の補助金対象になります。例えばエコキュートの場合「給湯省エネ2024事業」補助金は8万円/台、さらに条件によって加算額が2~5万円/台プラスされ、電気温水器から交換の場合はさらに既存電気温水器の撤去加算額として5万円/台プラスされます。(※交付申請受付期間は遅くとも2024年12月31日まで(その前に予算上限に達する場合、その時点で終了)
設置して10年以上経過した給湯器に不調がみられる場合、今修理して数年後に交換が必要になった時に同様の補助金が存在するかどうかはわかりません。
今のうちに補助金を活用して交換することも検討してみてはいかがでしょうか。