春になったら外装のチェックをしましょう
冬らしくない今シーズンの冬も終わりを迎え、もうすぐ春になりますね。
冬の間に雪などで住宅の外装に痛みなどが無いかチェックをおこないましょう。今年は雪が少なかったですがチェックしてみてくださいね。
目次
■外装のチェック
■メンテナンス工事
■お手入れ方法
外装のチェック
【屋根】
・スレート屋根…屋根材の割れ、浮き、色褪せ、棟板金の浮き等
・瓦屋根…瓦や漆喰の割れ、欠け、瓦のずれ等
・金属屋根…屋根材の色褪せやサビの有無、棟板金の浮き等
屋根のチェックは下から見上げておこないましょう。屋根に上ってのチェックは危険ですのでお止めください。
割れた屋根材等は地面に落ちていることが多いので、家の周りの地面をチェックしてみましょう。
【外壁】
・窯業系外壁…ひび、色褪せ、塗装の剥がれ、手で触って白い粉がつく等。
・金属系外壁…傷、サビ、色褪せ等。
・目地シーリング(外壁問わず)…シーリングの割れ、切れ等。
これらの症状が見られた場合は要注意!
そのまま放置すると住宅の寿命に大きく影響します。メンテナンスをおこなうサインです。
メンテナンス工事
屋根や外壁のメンテナンスを実施しないと、いずれ雨漏りを発生させることになり、住宅の寿命を短くする結果につながります。大切なお住まいをキレイに長持ちさせるために、定期的なメンテナンスをお勧めします。
メンテナンスが必要な目安は15年前後からが一般的です(仕様により異なります)。
【屋根】
メンテナンス工事は大きく分けて3つの方法でおこないます。
・屋根の塗装
・金属屋根の重ね葺き
・屋根の葺き替え
比較的築浅であれば、屋根の塗装が可能です。
スレート屋根にはアスベストが含まれている場合があり、その場合は防水シートと金属屋根材等を重ね葺きする工法が一般的です。
新築から築30年以上経過していれば、防水シートが劣化している場合があり、屋根材の葺き替えを推奨しております。
【外壁】
メンテナンス工事は大きく分けて4つの方法でおこないます。
・目地シーリングの打ち替え
・外壁の塗装
・外壁の重ね張り
・外壁の張り替え
外壁材に劣化が無く、目地シーリングのみが劣化している場合は、シーリングの打ち替えをおこないます。
外壁材が劣化している場合は状態に合わせて、塗装、重ね張り、張り替えという方法があります。
お手入れ方法
特に不具合は見当たらなかったときは、その良い状態を長持ちさせるセルフお手入れポイントをご紹介します。
【外壁】
・窯業系外壁の汚れを落とすときは強くこすらないで
汚れが目立つ場合は上から下に向かって水洗いします。特に汚れがひどいときは、中性洗剤をお湯で薄めて洗車用ブラシなどで軽くこする程度でOK。目地シーリングをこすりすぎて傷をつけないように注意してください。
・金属系外壁には傷をつけないように
表面の塗装に傷がつくとサビが発生し、金属内部へ広がっていきます。傷をつけないように十分に注意してください。
・藻が発生したときは
刷毛やスポンジなどで市販のカビ取り剤(薄めたモノ)を塗り、5~10分程度放置してから水で洗い流してください
【屋根】
屋根に上ってのお手入れは、転落リスク、屋根材の破損リスクがありますのでおこなわないでください。
住宅の外装は、太陽光(紫外線)、風雨、雪、気温の変化等、過酷な条件下にさらされています。
大切なお住まいを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが重要となります。そのためにも、お客様による日々のお手入れやチェックが大切です。
気になる事や分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。