住まいの知恵

今年の汚れ今年のうちに!

早めに取り掛かりましょう。

「大掃除の進め方」

来月はもう12月です。今年も残りわずかとなりました。12月といえば大掃除の時期です。

いざ大掃除しようとすると、「どこから掃除すればいいか分からない…」となる人もいるのではないでしょうか? 今回は大掃除の効率的な進め方をご紹介します。

目次

■大掃除する前の準備

■効率的な進め方

■場所ごとの掃除方法

■最後に

大掃除する前の準備

■スケジュールを立てる

最初にスケジュールを立てましょう。大掃除する場所を書き出し、どのように掃除するかを考えましょう。場所により洗剤を使って掃除するところもあれば、簡単な拭き掃除で良いところがあります。

■チェックリストを作る

スケジュールを立ておわったら、次はチェックリストを作りましょう。先ほど決めた「誰が・いつ・どこを・どれだけの時間」を一覧表にしておきましょう。さらに必要な掃除用具を書き込んでおけば、事前に無駄なく用意しておくことができます。

効率的なすすめ方

■掃除前にやったほうが良いこと

①洗剤や掃除用具が揃っているか確認しておきましょう。掃除中に買い出しに行くと時間が無駄になってしまいます。

②不要なものは事前に処分しておきましょう。不要なものが無ければ「物をどかす」ことも無くなり掃除もしやすくなります。

■時間を決めて掃除する

掃除をしていると汚れが落ちにくい場所などで時間が掛かってしまうところが出てきます。このような場所に時間をかけすぎると、他の場所が掃除できなくなってしまうなど効率が悪くなります。

事前に時間を決めておき、終わらない場所については後日掃除するか、専門の掃除業者に依頼するのも良いでしょう。

■掃除のコツ

①上から下へ、奥から手前へ掃除すると、キレイにしたところにホコリやゴミが落ちて汚れることがありません。

②頑固な汚れのものは最初に洗剤になじませて、汚れを取りやすくしましょう。その間にほかの場所を掃除すれば時間が無駄になりません。

場所ごとの掃除方法

■キッチン

換気扇等の油汚れは簡単にキレイにすることはできません。汚れを落としやすくするために、洗浄力のある洗剤をなじませておきます。その間に他の個所を掃除しておき、最後にブラシ等で汚れを落として水で洗い流せば完了です。

■お風呂

お風呂の汚れは「ピンク色のヌメリ」、「黒カビ」、「皮脂の汚れ」、「せっけんカス」、「水垢」の5種類が主なものです。

「ピンク色のヌメリ」、「黒カビ」、「皮脂の汚れ」は酸性の汚れなのでアルカリ性の洗剤で掃除し、「せっけんカス」、「水垢」はアルカリ性の汚れなので酸性の洗剤で掃除すればキレイにしやすいでしょう。

【注意!】洗剤には混ぜると危険なものがありますので十分注意してください。

お風呂掃除は重労働なので、便利なお掃除用具を使って負担を減らすことも大切です。

■トイレ

トイレの汚れでよくある黒ずみは、「カビ」、「尿石」、「水垢」が原因となるものです。

中性洗剤で落ちないときは酸性洗剤を使用しましょう。汚れ部分に直接吹きかけてからトイレットペーパーで流れないように押さえ、10分ほど放置してから擦り洗いをします。

酸性洗剤でも落ちないときは、塩素系漂白剤がおすすめです。また、安全対策として手袋をして換気を行うことも重要です。

【注意!】洗剤には混ぜると危険なものがありますので十分注意してください。

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■洗面台

洗面台の汚れの多くは「水垢」、「黒ずみ」、「皮脂汚れ」です。

酸性洗剤やクエン酸を使用すれば大抵の汚れを落とせます。また、メラミンスポンジを使うのもおすすめです。

また、排水管に毛髪や石鹸カス等が溜まっていることも多いので、専用のクリーナーを使って清掃も行いましょう。

■居室

はじめに家具や荷物を少し動かしておき、テレビの裏などを先に掃除します。家具や荷物の位置を戻し、普段見えている所を掃除するだけで部屋全体がキレイになります。

■玄関

シューズボックスは湿気がこもりやすい場所です。靴を濡れたまま放置していたりすると、嫌な匂いが出てしまいます。大掃除をするときは靴を全て外に出し、シューズボックスの換気と掃除をしましょう。

■インナーガレージパネル

汚れが軽い場合は水洗いでホコリ等を洗い流してください。

水洗いでとれない汚れ等は、中性洗剤(1~2%の水溶液)を使用し、十分に水洗いをしてください。最後に乾いた布で水分をふき取ってください。

最後に

大掃除では家中を掃除します。 限られた時間内で計画的にすすめないと、いつまで経っても大掃除が終わりません。

また、100%を求めずに「8割キレイになればOK!」という気持ちで、適度に妥協しながら家の中をキレイにしましょう。