災害への備え

冬の停電への備え

目次

-停電する使用できなくなる主な住宅設備
-冬ならではの防災グッズ 
-最後に


停電する使用できなくなる主な住宅設備

停電時には照明や家電製品はもちろんですが、住宅設備機器も使用できなくなるものがあります。

調理機器、給湯器、床暖房機器

熱源の種類により使用できるものと、使用できなくなるものがあります。下の図をご覧ください。

トイレ

タンク式トイレ

便器の後ろに貯水タンクが設置されているトイレです。排水に電気を使用しないので水を流すことはできますが、温水洗浄暖房便座は電気を使用しているので使用できなくなります。

タンクレストイレ

便器の後ろに貯水タンクがないトイレです。タンクレストイレは水を貯めて流すのではなく、直結した水道水を流す仕組みをしています。排水時以外は水が流れないように「電磁弁」を利用して水をせき止めています。停電時にはこの「電磁弁」が作動しなくなる為、普段の方法では水を流すことができなくなります。

ただし緊急時に水を流す方法はありますので、取扱説明書をご確認ください(メーカーにより異なります)。

また温水洗浄暖房便座はタンク式トイレと同様に使用できなくなります。

冬ならではの防災グッズ

冬の災害(停電)での大きなリスクはやはり寒さです。万が一を考えると、次のような器具があると便利です。

調理をするために

カセット式ガスコンロ

IHクッキングヒーターをお使いの場合は、カセット式ガスコンロを準備しておきましょう。停電時だけではなく、鍋料理やアウトドアでも活躍する便利アイテムです。

暖を取るために

カセット式ガスストーブ

エコキュート(電気温水器)や電気式床暖房をお使いの場合は、カセット式ガスストーブがおすすめです。屋内用やアウトドア用など様々な種類がありますので、安全機能の付いた屋内用が良いでしょう。

デメリットとしては石油式ストーブに比べて暖房能力が低いことが挙げられます。

メリットとしては先ほど挙げたカセット式ガスコンロと共通のガスボンベを使用できることです。ストーブの為だけに灯油を準備することは、灯油の劣化も考慮するとお勧めしません。

石油式ストーブ

石油式給湯器や石油式床暖房をお使いの場合は、石油式ストーブが良いでしょう。燃料は住宅に設置済みの灯油タンクから取り出せますので、あらためて準備する必要はありません。

◎要注意!
これらの暖房器具はあくまで緊急時のみのご使用としてください。オスカーホームの住宅は高気密住宅ですので、一酸化炭素中毒や水蒸気発生による結露の防止の為に定期的な換気が必要です。

最後に

今回ご紹介したのは、ご自宅で使用できる冬の停電への備えです。地震などの災害で避難所に避難した場合には、使用を禁止されていることがありますのでご注意ください。