災害への備え

スマホから始める防災対策

2021年7月は北陸地方でも大雨警報や土砂災害への注意・警報が発表されました。100mmを超える大雨は、ここ数年全国どこでも起きていて、「梅雨が明けたから安心」とは言えません。今一度、ご自宅の最低限の備えを行い、速やかに避難できる準備を行いましょう。

さらに、2021年5月20日には災害対策基本法が改正されました。これにより、市町村から発表される避難情報が変更されています。

変更点としては従来あった警戒レベル4で「避難勧告」と「避難指示」が一本化され、「避難勧告」が廃止されたことがポイントです。これまでは避難勧告が発令された後に、避難指示が発表されていましたが、これからは、避難指示=必ず避難ということになりますので、避難する備えが事前に必要となります。

日頃から、突然やってくるゲリラ豪雨や線状降水帯をいち早く察知することで、避難する判断や準備を一足早く取り掛かることが可能です。今の時代はスマホを使うことで、事前に情報を簡単に手に入れることができます。スマホアプリやサイトは入れておくととても便利です。

今回の特集は、「スマホから始める、防災対策」をコンセプトに、最新のアプリやウェブサイトをご紹介します。無料でダウンロードできるアプリを中心にご紹介していきますので、この機会に是非ダウンロードしてみてください。


防災災害情報に役立つ5つのアプリをご紹介

1.特務機関NERV防災

「特務機関NERV防災」をApp Storeで / Google Play で

シンプルで見やすく、アニメ エヴァンゲリオンの世界観をイメージさせつつも、地震・津波・噴火・特別警報の速報や洪水や土砂災害といった防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づき最適化するサービスです。

2.スマ保災害時ナビ

「スマ保災害時ナビ」をApp Storeで / Google Playで

大規模自然災害に遭遇したときの安心・安全な行動をサポート!近くの避難所をルート案内するだけでなく、AR機能で真っ暗闇でも方向がバッチリ。さらに通信が遮断された状態でも一部機能が使用できます。他にも情報収集や安否確認など災害時に便利な機能が満載!

3.防災情報 全国避難所ガイド

「防災情報 全国避難所ガイド」をApp Storeで / Google Playで

全国の自治体が定めた災害時の避難所や、避難場所を13万件以上収録しています。現在地から最も近い避難所を検索して、道順をルート案内する災害時用ナビゲーションアプリです。

Lアラート情報が配信されますので、現在地に連動した気象情報や、避難勧告・Jアラートなどの防災情報が表示されます。安否登録や安否確認機能を登載していますので、災害に備えての事前確認や、災害時における避難所検索に役立ちます。

4.NHKニュース・防災アプリ

NHK ニュース・防災アプリ|NHK NEWS WEB

最新ニュースや災害情報をいち早くお届けします。速報や災害・避難情報をプッシュ通知し、マップ上では雨雲や台風、河川情報をチェック。さまざまなライブ配信も行われます。

5.防災速報

「防災速報」をApp Storeで / Google Playで

Yahoo! Japanが提供する防災アプリ。自宅や勤め先など、登録した場所の災害情報をチェックできます。
緊急地震速報や豪雨予報をはじめ、さまざまな災害情報をプッシュ通知でいち早くお知らせします。現在地と国内最大3地点に通知可能。移動中や旅行中も安心です。

アプリ画面上で、現在地や登録した地域ごとに最新の災害情報のほか、災害の種類ごとの避難場所を確認できます。

「豪雨予報」は強い雨が降る前にプッシュ通知。ゲリラ豪雨対策など普段使いにもおすすめです。「防災手帳」では避難場所の登録やハザードマップ、防災用品の確認など災害発生時だけでなく、普段の備えにご活用いただけます。

最後に

災害時は、正確な情報収集が必要です。地域や環境によっても確認すべき事が異なります。海の近くは津波の心配があり、山の近くには土砂災害の心配が…といったように、自分にはどのアプリが最適か確認して、もしもの時に備えましょう。