災害への備え

東日本大震災から学ぶこと。今一度、地震対策を

東日本大震災。地震からの津波、原発事故。たくさんの死者や行方不明者が発生し、地球規模で大きな衝撃を与えられました。

北陸地方は災害が少ないと言われていますが、全く災害が無いとは言い切れません。後から後悔のないように、もしもの時のための地震対策をおすすめします。

目次

1.家の中の安全対策を強化!
 ・家具・家電の倒壊対策
   家具、食器棚、窓・カーテン
 ・家の中の避難場所、経路を確保

2.アウトドア商品で防災グッズ対応

3.まとめ


1.家の中の安全対策を強化!

阪神・淡路大震災では、亡くなられた約9割の方が建築物の倒壊や家具の転倒による圧迫死や窒息死でした。地震のときに室内の家具や倒れ、避難しようとしたときに出口をふさいでいるようなこともあります。日頃から大きな家具は固定するなど、安全対策を行いましょう。

家具・家電の倒壊対策

[家具]
家具はなるべく壁面に接近して、金具で固定しましょう。また、高さのある家具や家電の上に物を置きたくなりますが、地震で落下してくる可能性があるため、固定できない場合は置かないことをおすすめします。

家具が固定できない場合は、寝ている場所に家具が倒れてこないように向きを工夫する、家具が倒れてもドアが開くような場所に置く等の対策をします。

[食器棚]
食器棚も気をつけなければいけません。地震で扉が開き、お皿やコップが落ちてきて大怪我になることもあります。食器の下に滑り止めを敷いておくと、中で食器が固定され動きにくくなります。また、開け閉めの際に手間はかかりますが、扉が簡単に開かないドアロックを付けることで、地震で扉が開いて食器が飛び出てくることを防ぐことができます。

[窓ガラス・カーテン]
窓ガラスは割れて飛散すると大変危険です。窓ガラスが割れないように、飛散防止フィルムなどのガラス割れ防止対策を施して、窓そのものを保護します。また、カーテンは防災加工されたものを使用するのが安心です。繊維に「燃えにくい」加工がされており、近年では公共施設や高層マンション等では「防災カーテン」の取りつけが義務づけられています。

家の中の避難場所、経路を確保

地震が来たときに避難経路が荷物や物で塞がると非難が困難になります。日頃から廊下、出入り口には物を置かないようにしましょう。また、人の出入りが少ない場所に家具を置いたり、家具のない安全なスペースを家の中のどこかに確保できると安心です。

いざ地震が発生したら、まずは机の下に隠れるなど身を守り、大きな揺れがおさまったらすぐにドアや窓を開けて逃げ道を確保します。ドアのある部屋の中は、地震により家がゆがみ、ドアが開かなくなって閉じ込められてしまうことがあります。

2.アウトドア商品で防災グッズ対応

「わざわざ防災グッズを用意するのは大変!」という方はアウトドア商品を防災グッズとして代用してみてはいかがでしょうか。アウトドア商品には防災グッズとして使えるものが結構あります。

特にキャンプ用品は災害時にも役立つものが多くあります。例えば、ランタンやバーナー、クーラーボックスに寝袋。さらに、プライベート空間確保のためのテント。避難所の集団生活が苦手な人や、ペットが一緒で避難所に入れないなどといったときに大変便利です。

お家で過ごすことが多くなった今、外出をせずお家でキャンプを楽しむ人も増えました。アウトドアグッズが防災グッズとしても大変役に立つことを、もしもの時のために覚えておきましょう!

3.まとめ

地震により、家や家族、友達を無くしてしまった人がいること。災害は、決して他人ごとではなく自分にも起こりうることと思わなければいけません。もしもの時に対応できるように今、自分ができる「備え」をおすすめします。