災害への備え

「風害 への事前対策」

地震や台風、大雨による洪水など自然災害が増えてきています。不安を抱えながらも、どう備えたらよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。夏から秋にかけて台風が発生しやすい時期になります。秋の台風は移動速度が速く、強風が発生することが多いため、注意が必要です。9月に立て続けに発生した台風9号、10号も記憶に新しいですね。

今月のsonaeでは、強風・暴風のためにできる事前対策をいくつかご紹介いたします。

1. 外に物を置かない

暴風により窓ガラスが割れることがありますが、風が原因で割れることは少なく、ほとんどが風で飛ばされた物がガラスに衝突して割れる事故です。「強風注意報」や「暴風警報」が発表されたら、外に物を置かないことが大切です。自宅を守り、近隣の家への損害を防ぐことにもつながります。

物干し竿、掃除道具、植木鉢やプランター、自転車、子供のおもちゃなど、運べるものは屋内へ避難させ、大型のものは重りやロープなどでしっかりと固定しましょう。

2. 窓・網戸をチェック

窓に雨戸やシャッターがある場合は、閉めておけば窓ガラスが割れる心配もないですが、無い場合は、窓ガラスが割れた時に飛散しないように養生テープを張るとよいでしょう。万が一、窓が割れた場合に備えて、室内のカーテンやブラインドを閉めておくのも良いでしょう。網戸は鍵などで固定する事ができないので、強風でレール状を移動したり、最悪脱落する事があります。こちらも養生テープで動かないように固定する、又は網戸のはずれ止めをセットするようにしましょう。※一部市販の飛散フィルムにより、長時間貼り続けると窓ガラスに不具合を生じさせる原因となるケースが一部確認されています。台風が過ぎ去ったら剥がす事をお勧めします。※対策の際、窓周りへ釘や、ビスを打ち混むと雨漏れの原因になる場合がございます。ご注意お願いします。

3. ガレージと物置の対策

オスカーホーム 標準仕様で採用しているアメリカ製のインナーガレージはハリケーンにも耐える強度があり、強風によるガレージの大きな損傷は、現時点ではほとんど発生していません。しかし、開閉の際に風に煽られ、変形する可能性がありますので、風が強い間は閉めておきましょう。※強風時はセンサーが働き、開閉がロックされる事があります。風圧が弱まれば正常に開閉できます。

巻き取り式のシャッターを採用されている場合は、かなりの強風が予想される場合は、内部から補強が必要です。市販のシャッターガードや、木材などで風圧でシャッターが変形しないように補強しましょう。

当社にて施工した、アルミ製の外部物置等に関しては、基本的にはアンカーにて固定してあるので安全です。しかし、物置の中にあまり物が入っていない場合は、風圧により飛ばされてしまう事も考えられるので、予防として普段よりも重めの物を入れる対策を行うと、より安全です。

4. 24時間換気について

強風時、24時間換気を付けたままにしていると、風が逆流する可能性があります。逆流防止するためのダンパーが換気扇には付いているので、基本的には電源をOFFにするだけで問題ありません。風が弱まったら必ずまたスイッチをONにしてください。また経年してダンパーが上手く動かないもの、油などの汚れで動作不良が発生しているケースもあるので、普段の換気扇のお掃除・メンテナンスの際に確認しておく事が大切です。もし壊れていたら早めのメンテナンス依頼を行いましょう。

吸気口も強風の際、忘れずに閉めてください。吸気口には外気からの汚れを吸着させるフィルターがあり、フィルターが汚れていると壁紙を汚す原因にもなります。普段からもクーニングを心がけるといざという時も安心です。※換気扇の対応年数を超え、モーター等の機器が正常に作動していない場合は、再起動時にプロペラが回らない等、不具合が発生する場合がございます。※ダンパーが取り付いていないタイプの商品もございます。予めご確認ください。

5. 庭木を守る

庭木は風で枝が折れて飛んでしまわないよう、剪定などで適度な隙間を作ってあげると、風の通り道ができます。庭木がまだ根付いていない場合は、強風により抜けてしまうことがあるため、支柱を立てて木を固定してあげましょう。成長した樹木も、虫害で内部が弱っている場合は、思わぬところから折れてしまう事もあります。普段より、虫害などのトラブルへの対応も重要なポイントになります。

まとめ

大切な家を守ることは家族を守る事にもなります。備えておくことは無駄ではありません。いつか「備えておけばよかった…」とならないように、事前に対策しましょう。