災害への備え

「雪への備え」

気象庁が発表した11月から1月の3ヶ月予報によりますと、今年は冬らしい寒さが予想されています。南米ペルー沖の海面水温が下がる「ラニーニャ現象」の影響で寒気が入りやすいため、北日本を除き、ここ数年のような「暖冬」にはならないそうです。ラニーニャ現象が発生していた3年前の冬は、北日本でも車が数日間立ち往生するなど大雪による災害が起きていました。もうすぐ本格的な冬がやってきます。雪への準備・備えを早めにしましょう。


目次

1.雪に備えておきたいこと
 1.給湯器凍結対策
 2.ガレージ
 3.氷柱(つらら)

2.大雪への備え
 1.暖房対策
 2.停電・断水への対策
 3.食料の備蓄

3.大雪警報の基準

4.最後に
・大雪警報アラーム通知ができるアプリ


1.雪に備えておきたいこと

1.給湯器凍結対策

給湯器には凍結予防機能が付いているものが大半ですが、-4℃を下回ると配管が凍結する可能性があります。蛇口から少量の水を流し続けることで大半凍結を防ぐことができます。

給湯器から配管が露出している場合は、配管部分にタオルや保温チューブなどを巻いておくと凍結防止になります。

2.ガレージ

ガレージのトーションバー(バネ)は、温度変化により伸び縮みがありますが、冬はバネが縮み、バネ切れのリスクが高くなる季節です。経年劣化により切れる場合もあります。トーションバーの交換目安は7年くらいになります。交換時期が来ていないか、一度確認しておきましょう。

3.氷柱(つらら)

氷柱をほっておくと、サンルームに落ちてサンルームを破損…風であおられて車に落ちて傷が…頭上に落ちてケガ…なんてこともありますので、見つけたら除去しておくことをお勧めします。

2.大雪への備え

1.暖房対策

稀に、雪の影響により停電になる場合があります。ホッカイロや毛布など電気を使わず暖がとれるものを準備しておきましょう。

2.停電・断水への対策

雪の影響で停電・断水する可能性があります。懐中電灯やモバイルバッテリーの準備、お風呂の水を捨てずにとっておくなど、慌てることの無いよう準備しておきましょう。

3.食料の備蓄

雪の影響により交通機関が麻痺する可能性があります。買い物に行けなくなり、スーパーも配送ができず商品の補充が難しくなる場合があります。何日分かの食料の備蓄をしておきましょう。

3.大雪警報の基準

地域により、大雪警報が出される基準が異なります。表にまとめましたのでご確認ください。

平地山地
新潟県 新潟市6時間降雪の深さ30cm以上 (15cm以上)
新潟県 上越市6時間降雪の深さ30cm以上 (15cm以上)12時間降雪の深さ55cm以上 (30cm以上)
富山県 富山市6時間降雪の深さ30cm以上 (15cm以上)12時間降雪の深さ50cm以上 (35cm以上)
石川県 金沢市12時間降雪の深さ25cm以上 (15cm以上)12時間降雪の深さ55cm以上 (35cm以上)
福井県 福井市12時間降雪の深さ30cm以上 (15cm以上)12時間降雪の深さ35cm以上 (20cm以上)
※()内は大雪注意報発表基準

4.最後に

北陸地方では、雪に対して免疫があるためちょっとやそっと降ったくらいでは驚きませんが、準備や備えは必ず必要です。

お天気アプリや災害アプリでは、朝起きて窓の外を見て大慌てで除雪!なんてことにならないよう、次の日の大雪警報や大雪注意報を前日にアラーム通知できる設定もあります。天気予報を見逃しやすい方にはおすすめです。備えや準備のタイミングは早め早めをおすすめします。

大雪警報アラーム通知ができるアプリ

Yahoo! 防災速報

避難情報や緊急地震速報、津波、ゲリラ豪雨、などの災害情報や今後の予報・予測を、緊急のお知らせとして、パソコンやケータイのメール✳︎やスマートフォンアプリのプッシュ通知などで受け取れる。国内3拠点まで位置情報を設定することができ、それぞれの場所の情報が自動的に通知されます。✳︎Yahoo!防災速報メール版は、2021年1月31日でサービス終了予定。

ウェザーニュース(Weathernews)

今日明日週間の天気予報の他に、 大雨や落雷、地震、津波、台風、雷など気象災害から身を守るためのコンテンツなど、全30チャンネルもの情報が生活をサポート。2020年1月に追加された「積雪モード」では、現在の積雪状況や今後の予想を3日先まで3時間ごとに確認することができます。